お知らせ
第7回 院外講座を開催しました!
平成29年5月9日(火)、早良区原北公民館にて院外講座を開催しました。
今回は「高齢者の脳神経外科疾患について~頭部外傷と脳卒中~」というテーマで、当院脳神経外科の不破功医師より講演させていただきました。
「頭部外傷」は、打撲等により発生する疾患で①打撲直後に発症する疾患(脳震盪、頭蓋骨骨折、頭蓋内出血、脳挫傷)と②慢性的に発症する疾患(慢性硬膜下血腫)に分類されます。頭蓋内出血は致命的になることもありますので、早期検査が必要です。慢性硬膜下血腫は、頭部打撲直後には症状が出ず、徐々に脳内に血液が貯まり圧迫されてくることから発症します。
「脳卒中」は脳内の血管に障害がおこる疾患であり、①脳血管が詰まるもの(脳梗塞)、②脳血管が破裂するもの(脳出血・くも膜下出血)に分類されます。脳卒中の症状は、「急なしびれ・歩行不能・めまい・意識朦朧」などがあります。脳出血・くも膜下出血の症状としては「突然の頭痛・嘔吐・血圧上昇」などがあります。
当日はあいにくの雨でしたが、31名の方に参加していただきました。
今回は原北公民館様の「シルバーカレッジ」という講座の1枠をお借りしました。参加者の方からは多数の質問が飛び交い、健康意識の高さを感じられました。
当院はこれからも地域の健康増進を目的にこのような活動を続けて参りたいと思います。
参加者の皆様、講堂をお借りしました原北公民館様、まことにありがとうございました。
お知らせ
● 当院は、救急指定病院・開放型病院・在宅療養支援病院であり、DPC(診断群分類包括評価制度)を導入しております。
● 敷地内全面禁煙です。