平成30年6月1日、飯原公民館にて院外講座を開催しました。「飲み込む力を保つ為に~飲み込む仕組みを理解する~」というテーマで、言語聴覚士廣瀬美香より講演させていただきました。
現在日本における死亡原因で「肺炎」が第3位となっています。この肺炎のなかでも誤嚥性肺炎(食物が食道ではなく誤って気管に入ってしまい肺炎を起こす)は、高齢になるにつれて多くなってきます。講演では飲み込む仕組みを説明したあと、飲み込む力を保つための3つの柱として、のどの筋力トレーニング、呼吸トレーニング、発声トレーニングを行いました。
呼吸トレーニングでは参加者の方に風船を用意し呼吸機能の維持・向上を目指しました。発声トレーニングでは音階発声を行い、嚥下機能の向上を目指しました。参加者の方はお元気な方が多く、風船もすぐに大きく膨らみ、「ドレミファソラシド」音階は2オクターブ簡単に発声できる方がおられ大変驚きました。
今回は30名の方にご参加いただきました。参加者の皆様、このような場を提供していただきました飯原公民館様、まことにありがとうございました。